IT業界は今、飛躍的に伸びている業界であり、企業の数も急激に増えています。そしてそれに伴って、ITエンジニアの数も急増し、現状ではSEが約25万人以上、PGが約10万人以上になっているそうです。しかし、この全体で35万人以上いるITエンジニアの中の1/4は非正規社員だそうです。これは、IT業界は繁忙期と閑散期の波が大きいことが大きく影響していることが考えられます。
繁忙期と閑散期の波が大きいということは、企業が余裕を持って人員を確保することがなかなか難しく、ぎりぎりの人員で対応していく必要があるということです。ただし、それでは人員が足りないケースも発生するため、雇用関係を調整しやすい契約社員やアルバイトで穴埋めをしたり、期間が長い場合は派遣会社に依頼したりすることがあります。このように、業界の特性上非正規社員が多く、企業間で人材が多く流動するIT業界は、正社員の転職も比較的多い傾向にあることが伺えます。
IT業界はスキルが何より物をいう業界であることと、上記にあるように繁忙期の波によりSEの需要が急激に高まるときがあるため、スキルさえあれば、今より好条件の企業に転職することが十分可能です。しかも、他の業界に比べて転職者を特別扱いするような風潮も少ない戸いわれています。転職は35歳までにしないと難しい、というのが一般論ではありますが、IT業界でスキルのある人は、35歳を超えていようと全く問題ありません。
また、本当にスキルが高い人は転職ではなく、フリーランスとして起業する人も多いのが現状です。よって、IT業界での転職はスキルさえあれば、年齢はハンデにならないのです。